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オートマトランスミッションの内部には、オートマオイルと共に多くの鉄粉が含まれています。この鉄粉は複雑なトランスミッションの内部に入り込み、トラブルを誘発させます。主な故障としては、前進又はバックしなくなる・トップに入らない・変速時すべる・などなど以上の症状が出てしまったらもう手遅れです。

ミッションの乗せ替え又はオーバーホールが必要です。費用は車種により異なりますが、中古ＡＴミッション10万～15万、ＯＨも同じぐらいの費用がかかります。乗せ替え工賃、ＡＴオイル（新油）、付随部品まで含めると15万～20万ぐらいの出費になります。

今回のお車は平成12年式　走行63000Ｋｍ　ＲＶ車　
これまでオートマオイル未交換でＡＴのすべりで修理入庫しました。写真は本体の下部にあるドレンです。内部から出てしまった鉄粉を集めるために磁石になってます。これ以上付着できないほど鉄粉がついてます。オートマオイル交換目安は3万Ｋｍ又は３年です。交換工賃含めて8400円～12600円（車種別）早めの交換をお勧めいたします。

エアコンのユニットまたはエバポレーターはダシュバンの中に装着されており、点検はなかなか困難な作業です。交換・清掃ともなればダシュボードを取り外し、異臭の原因のエバポレーターを取り出さないと作業できません。エアコン不良で室内ユニット交換という診断が出た場合も同じ作業を必要とします。ダシュバンはメーターやオーディオ・エアコン操作パネルが装着されている土台です。

上の写真は、ダシュバンを取り外した自動車です。ハンドルはもちろん何も車としては機能しない状態です。 続いて、2つ目の写真。問題のエバポレーターはホコリ・カビ・ゴミ・ヤニなどが付着しています。これでは異臭がするのも無理もありません。

3つ目の写真をご覧ください。清掃後のエバポレーターは新品同様になりました。エアコンの風は必ずエバポレーターを通して送風されます。細菌・花粉・カビも送風されていたということです！

定価は100,000円以上の作業です。このような事にならない為には、車内の清掃が一番です。ホコリがユニットに付着し、そのホコリにヤニが付き、湿気を持ち、菌が繁殖します。 いつも使う車だからこそ、清潔に保っていたいものですね！

写真をご覧ください。約12000kmオイル交換をしなかったエンジン内部です。スラッジという、オイルが焦げたかたまりがあちこちについており、本来の潤滑という役目がなされていません。

エンジンのオイル交換は、この車であれば2.5リットル交換ですので工賃込で2100円です。愛車のためにも、お財布のためにも、オイル交換は定期的にしましょう。

みなさんはデントリペアというボディーの修理方法をご存じでしょうか？

デントリペアとは傷のない凹みを裏から専用ツールで押し出して修理方法です。

デントリペアで修理することで

1、低価格 

2、修理が早い

3、色の違いが出ない

などのメリットがございます。

残念ながら凹みの裏にツールが入らなかったり、凹みが鋭かったり、鉄板の折れ箇所、ふちが近すぎたりすると修理出来なかっらりしますが、これらの条件をクリアするとデントリペアで修理可能となります。

修理の可否は実際ツールが入るか試さないと分かりませんが、「ボディーの凹みを直したい。凹みには傷がない。」こんな時はご相談くださいませ。

デントリペアで修理できるかもしれませんよ(^-^)

傷が樹脂パーツ以外であれば、錆が出てきます。錆は徐々に広がっていきますので、修理個所も広がります。その分費用が多く掛かってしまいますので、お早目の修理をお勧めします。

この車には以前なにかしらのボディーコーティングがされた跡があるのですが、コーティング施工前の下地処理がきちんとされていなかったのか、施工事態に問題があった為、塗装表面がかなり荒れています。

問題なのが、このようなトラブルは施工直後にはわからず、コーティングの性能が落ちてくると現れます。

コーティングをするにはそれなりの手間も知識も必要ですが、価格重視で必要な手間を省いたり、施工者本人も施工直後は見えないので塗装を傷めていることに気付いてなかったりでトラブルになりやすいです。

コーティングは本来塗装を守るために行うものなのに、低価格なコーティングを施工して、塗装自体にダメージが入ればやらない方がましという結果にもななってしまいます。

コーティングをされる際は、最低限の知識をもったお店で、しっかり打ち合わせを行いましょう。